コロナ禍により、自宅滞在時間が増え、多くの人々が住環境を見直す機会を得ています。日々の大半を自宅で過ごすことになると、より快適な環境を整えたくなるのは自然なことです。ただし、リフォームを検討する際には、お家のパワーのバランスや気の流れについても考慮したいと思う方もいらっしゃるのではないでしょうか?
そこで、今回はリフォームに際してのお祓いの必要性やタイミング、また自分で行う方法などについてご説明いたします。
リフォームする時に家祓いは必要?
自宅をリフォームする場合、お祓いが絶対に必要かどうかはケースバイケースです。一般的には、家主の意向によりますが、特に水回りのリフォームを行う際には、お祓いが行われることが多いようです。トイレやキッチンなど、水が流れたり溜まったりする場所は、霊が集まりやすいとされていますので、そのような場所のリフォーム時にはお祓いが考慮されることがあります。
また、中古住宅をリフォームする際には、その家に残る陰気や邪気を祓うという意味合いもあるでしょう。
新築工事や大規模なリフォームの際には、地鎮祭を行うこともありますね。
お祓いのタイミングはいつがいい?入居後でも大丈夫?
転居に伴うリフォームの場合、入居前にお祓いを済ませておくことが良いでしょう。しかし、忙しくて十分な時間が取れない場合や、業者の出入りによる気の変化が気になる場合は、入居後でも問題ありません。
日取りに関しては、「大安」「先勝」「友引」の吉日の午前中に行うのが良いとされています。
どこに依頼するのがいい?
基本的には、自宅の近くにある神社に依頼するのが良いでしょう。
お祓いを受け付けているかどうかは、神社に直接問い合わせるのも一つの方法ですし、インターネットを利用して調べることも可能です。
例えば、「神社 リフォーム お祓い (地名)」などと検索すると、近隣の神社でお祓いを受け付けている情報を得ることができます。
費用はどのくらいかかる?
お祓いは、神主さんに自宅まで来ていただく場合と、神社で行う場合があります。自宅にてお祓いをしてもらう場合、費用の相場は2〜3万円ほどと言われています。お金はのし袋に包み、表書きは「初穂料(はつほりょう)」とするのが一般的です。また、「結び切り」の水引を選び、水引の下に世帯主の名前を記入します。
一方、神社でお祓いをしてもらう場合は、約5,000円程度用意しておくと良いでしょう。
準備するものは何がある?
お祓いをしてもらう際には、お供え物の準備が必要です。一般的には、お酒1升程度、塩と米をそれぞれ一合程度、尾頭付きの鮮魚、野菜と果物各3種が用意されますが、地域によって異なることがありますので、事前に神主さんに確認しておくと良いでしょう。
所要時間と注意点は?
お祓いには、準備と儀式を合わせて約40分から1時間程度かかります。服装などの指定は特にありませんが、季節に応じて暑さや寒さに備える必要があるかもしれませんね。
自分でお祓いしたい場合はどうする?
お祓いをしたいけれど、時間や予算に余裕がない場合には、「盛り塩」が効果的とされています。
手順は以下の通りです。
まず、白い陶器の小皿や正方形の半紙の上に、約10〜15グラムの塩を円錐状に盛ります。
そして、それを家の奥から玄関に向かって置いていくという流れです。使用する塩は食卓塩ではなく、天然の粗塩を選ぶのがポイントです。粗塩はスーパーなどで手に入るもので問題ありません。
盛り塩に使った塩は、邪気を吸っていると考えられているため、キッチンで水に流して処分するのが良いとされています。調理に使ったり、ごみ箱に捨てたりしないように気を付けましょう。
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